テレフォンセックスの「内容」に関わる部分に関しては、「テクニック」というものを、それぞれの人間が、それぞれのテレフォンセックスの経験を通して身につけていくしかありません。
ですから、テレフォンセックスの「内容」においては、「このような方法がある」という例証を提示することまではできても、それを「テクニック」として教えるというのは不可能に近いといえます。
しかし、テレフォンセックスの「内容」に関わる部分ではない「テクニック」に関しては、多少なり伝授することができるかもしれません。
たとえば、「テレフォンセックスをするときに、できれば持っておきたいアイテム」というような「チョイ技」的なテクニックをオススメすることはできます。
ひとつ、例を挙げるならば、スマホのハンズフリー関連のアイテムは持っているとかなり便利だといえます。
テレフォンセックスに限った話ではないかもしれませんが、オナニーなどをするときは、「両手があいている」ということが、射精の可否を決定的にする場面があります。
スマホの画面を見ながらのオナニーですと、射精の瞬間にティッシュで陰茎をおさえるタイムラグやミスなどで、うまく射精ができない、ということがありますね。
このようなときに、スマホを手で持たないように固定し、両手を自由に使える状態にすることは、オナニーだけでなく、テレフォンセックスという場においてもなかなか有効です。
踊るようにテレフォンセックスを楽しむ
肉体同士のセックスではないといっても、テレフォンセックスにも「身体性」というものが影響してくる場面があります。
手でスマホを持ったままのテレフォンセックス、あるいは、首と肩で電話を固定しながらするテレフォンセックスというのは、その「姿勢」特有の「身体性」の影響を受けたテレフォンセックスになってしまいます。
しかし、ハンズフリーのアイテムを導入してテレフォンセックスをすることによって、テレフォンセックス中の「身体」はかなり自由になります。
ということは、テレフォンセックスの中に、「電話を持っている姿勢」とは別の「新たな身体性」を導入することが可能ということです。
テレフォンセックスにどのような「身体性」を導入するかは、プレイするあなた次第。
バレエシューズを脱ぎ捨てて裸足で踊りはじめるところから近代のダンスが始まったように、「両手」を解放して自由にシコりはじめるとき、そこから、テレフォンセックスのモダニズムが誕生するかもしれません。