テレフォンセックスというのは、電話での会話を通して性的興奮を高め合いながらする相互オナニーというのが基本的なプレイスタイルとなります。
テレフォンセックスの快楽に自慰行為が含まれる以上、オナニーのために駆使できるあらゆるテクニックを、テレフォンセックスという場でも利用できるということでもあります。
テレフォンセックスというのは、相手がいないと成立しないものであるのと同時に、最高のオナニーを目指すという側面を持っています。
これは個人的な意見になってしまうかもしれませんが、射精直前までの時間が長く続けば続くほど、待ちに待った射精の瞬間の快楽の度合いも大きい、というのが射精の特性ではないでしょうか。
そういう意味で、「寸止め」というプレイは、射精の快楽を味わうためには最高の方法といえるでしょう。
テレフォンセックスというのは、「寸止め」のオナニーをいかに長引かせられるか、射精の直前までのクライマックスにいたる山場を一回のプレイの中で何回作り出し、射精をどれだけ我慢することができるか、というところに「気持ちよさ」の成否がかかってくるのではないかと思います。
快楽のコントロール
女性器の中や女性の口の中に陰茎が突入しているような状態であったりとか、相手の手にしごかれているような状態ですと、自分のコントロールだけでは射精をこらえきれない、というような場面も出てきますから、「寸止め」というのは、なかなかうまくいきません。
しかし、自らの手でするオナニーであれば、よっぽど不器用でもないかぎり、射精の瞬間を限りなく遠くまで引き伸ばすことが可能です。
早漏すぎてあまりにもはやく射精してしまったがために、快楽の時間があっという間に終わってしまう、というようなことが、肉体同士のセックスでは起こってしまう傾向があります。
しかし、テレフォンセックスというのは、自分が納得のいくところまでプレイを堪能してから、精をはなつタイミングを自分で選ぶことができます。
セックスというものがありながらも、テレフォンセックスといういささか変わった性のありかたが未だに人気を保っているのは、この「快楽の度合い」のコントロールが自由自在である、ということが大きく影響しているのではないでしょうか。
セックス中の不意のこらえきれない射精や、独りでする寸止めオナニーを超えてしまうような瞬間が、テレフォンセックスという場には確かにあるのです。
その快楽を味わった人々が、テレフォンセックスの愛好家になっていくのでしょう。