テレフォンセックスとセックスのコントラスト

テレフォンセックスとセックスのコントラスト

テレフォンセックスは、肉体というものを抜きにして、「声」と「言葉」のみで成立させる性行為ですから、実際のセックスの場面で訪れる肉体的な困難を避けることができる、という強みを持っています。

たとえば、早漏や遅漏、インポテンツ、包茎などといったセックスの場面で「弱点」とされる要素、または外見などのコンプレックスなども、「声」と「言葉」だけで行うテレフォンセックスの場面においては、どれもまったく重要性を持ちません。

ですから、リアルセックスの場面においては「セックス弱者」になってしまう男性であっても、テレフォンセックスをする限りにおいてはその「弱点」が無化されて、「強者」として振る舞うことが可能になります。

外見的な要素、肉体的な縛りがない状態で、想像力と対話能力の許す限り、どこまでも自由に「性」のフィールドを広げていくことができる、ということが、テレフォンセックスの持つ大きな特性のひとつです。

このようなテレフォンセックスの特性は、リアルセックスの語り直しや相互オナニーを披露しあう基本的なテレフォンセックスにおいてはもちろん、「イメージプレイ」や「SMプレイ」といったマニアックなプレイにおいて大いにその想像力と可能性の羽根を広げることになりました。

しかし、このときに「テレフォンセックス」のプレイヤーには、「テレフォンセックス強者」としての能力が求められる、ということは言い添えておかなければならないかもしれません。

自分が「セックス」に強いのか、「テレフォンセックス」に強いのか、肉体と精神のどちらにより多くの比重を与えているのか、ということを、テレフォンセックスを通して知ることができる場所が、テレクラなのかもしれません。

テレフォンセックスで性的な完全体になる

「セックス強者」、「テレフォンセックス強者」、それぞれの立場に「性の強者」としてのあり方があるということに触れた以上、テレフォンセックスに強い、ということがリアルな出会いに繋がっている、ということについても書いておかなければならないでしょう。

「声」と「言葉」だけで性行為を成立させていくテレフォンセックスという場で「相性」がいい、ということは、「性格」などの相性がよいということとほとんどイコールであるといっても過言ではありません。

もちろん「テレフォンセックス」だけで完結することもひとつの快楽の着地点としては紛うことなく正解ですし、「セックス強者」としての能力が求められる「出会い」に参入したくない、という場合は無理をする必要はありません。

しかし、テレフォンセックスで相性がよかった相手の女性には、プレイ終了後に即アポをしかけてみるのも大いにアリだと思います。

テレフォンセックス後の即アポ交渉は、「テレフォンセックスで途方もなく濃厚なプレイをした相手が、実際のプレイではどうなのだろう」という好奇心が男女ともに芽生えている状態での交渉となります。

ですから、テレクラを「出会い目的」で初めから利用しているときとちょっとだけ違うスタート地点から即アポがしかけられる、ということも、テレフォンセックスの隠された強みのひとつと言えるでしょう。

「セックス」と「テレフォンセックス」をそれぞれを楽しめるようになったとき、「セックス」と「テレフォンセックス」の違いと、その性の経験としての根本的な違いから逆算されるそれぞれのプレイの特性や魅力というものも鮮明に見えてくることになります。

セックスとテレフォンセックスを呼応させるようにプレイできるようになったとき、性行為の持つたくらみと楽しみは、セックスとテレフォンセックスの間でフィードバックして揺さぶりあいながら何倍にも膨れ上がっていきます。

テレフォンセックスをしたことがないという状態でするセックスは、もしかすると、セックスの半身を知らない状態でセックスをしている、という不完全な状態なのかもしれません。