「 テレフォンセックス講座 」一覧

テレフォンセックス言文一致運動②―根源の彼方に―

テレフォンセックス言文一致運動②―根源の彼方に―

ここまで考えてきますと、「『テレフォンセックスのように書く』ことによってテキストを創出する」ということから考え始めたことが、そもそも、「テレフォンセックス言文一致運動」という言葉から導き出された「最初の思考」の失敗の原因だった、ということがようやくわかってくるわけです。すると、「テレフォンセックスのように書く」のではなく、「書くようにしてテレフォンセックスをする」ことによって「テレフォンセックスの創出」がなされ、「書かれた言葉」と「話された言葉」の衝突が「テレフォンセックス」の空間内に生じ、その異なる言葉がぶつかりあう地点から「テレフォンセックス言文一致運動」と呼べる営みがついに開始されることになるのではないか、という構図が見えてきます。

テレフォンセックス言文一致運動①

テレフォンセックス言文一致運動①

「テレフォンセックス言文一致運動」の可能性について考えていました。 「テレフォンセックス」と「言文一致運動」というものの組み合わせについて考えていく上で、まず最初にアイデアとして出てくるのは「テレフォンセックスに興じる男女の音源をそのままテキスト起こしする」という方法になるのかもしれません。しかし、この安直な方法によって生み出されるテキストによっては、おそらく「テレフォンセックス言文一致運動」と呼べる運動が始まることはまずないのではないか、と思われます。「文語体から口語体への移行」を目的としていた、明治時代の本来の「言文一致運動」の見地からしても、そのように思われます。

YOUR TELEPHONE-SEX IS GOOD

YOUR TELEPHONE-SEX IS GOOD

あなたのテレフォンセックスはすばらしい。その「すばらしい」は、あなたがするテレフォンセックスがすばらしい、ということのみを意味するのではなく、相手となる女性がするテレフォンセックスもまた同時にすばらしいということも指すのですし、それはすなわち、あなたと女性という二人の間で発生するテレフォンセックスがいつでもすばらしい、ということを意味する「すばらしい」でもあるわけです。

エクスペリメンタル・テレフォンセックス

エクスペリメンタル・テレフォンセックス

以前、当ブログでは「セックス抜きのテレフォンセックス」というやや倒錯したテレフォンセックスのヴィジョンを提示させていただきました。この記事では、「テレフォンセックスからセックスを引き算してもテレフォンセックスは可能である」という仮定を出発点にして、「テレフォンセックス」を成立させている前提を改めて根本的に洗い直して疑いながら吟味してみよう、というひそかな目的がありました。

テレフォンセックスによって幽霊化する身体

テレフォンセックスによって幽霊化する身体

テレクラには幽霊が出る、そう、テレフォンセックス愛好家という幽霊が――。こんなことを書き出すと、「テレフォンセックス中の快楽の高まりに脳や心臓が耐えきれず、ついにお亡くなりになられたテレフォンセックスプレイヤーが、テレクラの悪霊として出てくる」というような、テレクラにまつわる「本当にあった怖い話」などを期待される方もいるかもしれませんが、私は、何もそういう話がしたいのではありません。

恐山のテレフォンセックス狂

恐山のテレフォンセックス狂

「声」と「言葉」でもって遂行する特殊な性行為であり、「演技」の要素が切り離せないテレフォンセックス対しては、「憑依型テレフォンセックス」という一つの構図がみえてくるようにも思うのです。とはいえ、「憑依型テレフォンセックス」で使われている「憑依」という言葉は、いわゆる「憑依型俳優」という言葉で使われている「憑依」とはやや違います。